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私は言った。
「愛する者を助けたい」と。
「助けるためにはどうすれば良いのか」と
神に問いかけた。
神はこう言った。
「愛する者を救うコトは不可能ではない」と
「また,可能なコトでも無い」と言った。
私は言った。
「愛する者を守りたい」と
「守るためにはどうすれば良いのか」と
神に問いかけた。
神はこう言った。
「愛する者を守るというコト不可能なコトでは無い」と
「また可能なコトでも無い」と
神ははっきりとした答えを出さない。
未来が見えているはずなのに。
未来を見末ているはずなのに。
不可能なコト,可能なコト…
「どちらとも決末は違うようでいて同じなのだ」と。
神はまたこう言った。
「人は人を助け,守るコトを容易く考えている。
この行為はとても苦しく,辛い…
そして嬉しい行為だというコトを理解していない。
欲を欲する。
…でも私は尊敬しているのだ。
君達人間が愛するコトを知っているコト。」
「愛するというコトこそが…助け合い,守り合っている何よりの行為なのだよ?」
神はそう言った。
私は愛を知っている。
例えこの先何が在っても愛という響きを忘れるコトは無いだろう。それは私が愛によって生かされているからなのだろう。
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