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S┃T┃O┃R┃Y┃
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世界中から様々な骨董品などを収集していた大富豪、ハリソン・ハイタワー三世。彼は1899年にコンゴ川流域に住むムトゥンドゥ族から、呪いの偶像だと言われている「シリキ・ウトゥンドゥ」を手に入れた(実際は強奪したものらしいが)。そのシリキ・ウトゥンドゥのお披露目パーティーが1899年12月31日に開かれた。場所はハイタワー三世が建設し、オーナーとなっていた「ホテルハイタワー」。その時にハイタワー三世はシリキ・ウトゥンドゥの呪いをあざ笑った。そのパーティーの後、ハイタワー三世はホテルの最上階にある自室にシリキ・ウトゥンドゥを飾るため、エレベーターに乗り込んだ。ところが、深夜0時ちょうどにホテルは停電に。すると、そのとき緑色の光がエレベーターを包み込み、同時にハイタワー三世の悲鳴が響き渡った。そして制御不能となったエレベーターは1階まで急降下した。ところが奇妙なことに、落下してぐちゃぐちゃになったエレベーターの中からハイタワー三世は姿を消していた。トルコ風帽子とシリキ・ウトゥンドゥだけを残して…。この事件以来、ホテルハイタワーはニューヨーク市民から恐怖のホテル、「タワー・オブ・テラー」と呼ばれるようになった。
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