プロローグ~君に捧げる花2006.7.11~

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 テリーは、街に出た…寝静まっている筈の街は、満月の為明るく思えた… 彼は、歯車の夢をみた時に欠かさずやっている事がある…   それは、守れなかった君に花を渡すためだ…   「こんな時間にあっこは開いてないょな…時間をつぶすか…」   周りに誰も居ないのに何故か声をだしてしまった…それは、君に捧げた言葉だったのか…   街をさまよっていると…一軒のバーを見つけるのだった…   「ここは…君と初めて会った場所だな…」   そう、あの日君と偶然出会ったのだ…   テリーは気が付くと…頬が濡れていた…涙を袖でなぞると、テリーはそのバーに入っていった…   またしても、ここが物語の始まりだとを思わずに…
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