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外に一回出てみると、さっきの彼女と良く転んでいた女の子が空中で殴り合っているではないか…。
しかも、なんかドラ○ンボ○ルみたいに激しい殴り合い…;;;
あぁ、これは幻だ…。
そうに違いない!
さてと、明日も大学があることだし、もう寝ますか。
俺が家に戻ろうとしたとたん、また強い光が出てきて、上から人が落ちてきた。
もちろん俺の上に…(汗)
「―――ふぎゃッ!?!?」
落ちてきたのは、さっきまで寝ていた彼女の方で。
空中には南条 加奈が上で落ちてきた彼女を睨んでいた。
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俺、どうしたらいいの?
今日はハッピーな日だと思っていたのに、神様のばっきゃろー!
もう信者にならねーかんな!!
俺が頭の中で馬鹿していたら、空中にいたはずの南条 加奈が俺と落ちてきた彼女の下に降りて来ていた。
「加藤さん、その女を私に渡して下さい」
俺は今、落ちてきた彼女を自分の体に抱え、守っていた。
そうしたら南条 加奈が悲しい目をして俺に訴えてきた。
「貴方が今、抱えている女は人間ではないのですよ…
それでも貴方はその女を守るのですか?」
コイツは何を言っているんだ?
どう見ても人間にしか見えないだろ…。
でも、ただの人間がどうやって空を飛んでいたのだ?
謎は深まるだけで、全然解決しなかった。
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