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∬ 十ヶ月 ∬
一筋の光を辿って行きついたのは、長崎の…とある島。女の名前は…あき。男の名前は…まさ。どうやら…この二人を両親に選んだらしい…。私は…あきのお腹の中にいる。真っ暗だけど…水の中にいるみたいで…フワフワ気持ちイイ🎵
あきが8ヶ月になる頃、あきの母。私の祖母になる人の子宮ガンが見つかり、大学病院に入院するコトになった…。あきは、大きなお腹を抱え、自分の母の看病をしていた。
お見舞いに行った、ある日…あきの母は、自分の命があとわずか…ということを悟っていたのか…
「もう?名前は、決めた?おしめ…縫ってあげれなくて…ごめんね。」っと。
少し優しい風が吹いた後…「お腹の子供の顔見れるまで…生きれるかな…」と、あきの母は、つぶやいた。あきは、子供みたいに…泣きじゃくって…「お母さん😭お母さんに抱き上げて欲しいよぉ~😭」と何回も言い続け、泣き叫んだ。
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