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クリスマス当日。
僕の家はしんと静まり返っていた。
僕は部屋にいた。
部屋のカーテンは閉め切っており、窓からの光はなかった。
僕はいつものようにインターホンを押した。
ピンポーン
……
ガチャ
しばらくしてから、ママが顔を出した。
『…おはよう』
ママの顔には、少し疲れが見えた。
「おはよう。ママ…大丈夫?」
僕はそう声をかけた。
『大丈夫…それに今日はクリスマスよっ♪ご馳走作るから…部屋にいてくれるかしら?』
「うんッ♪」
ガチャ
そう言って、インターホン越しの会話が切れた。
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