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とうとう鍵が壊され、数人の人たちが部屋に入って来た。
足音は一直線にベッドへ向かってくる。
ガバッ!
「うわぁっ!」
僕は反射的に身構えた。
しばらく時間が流れた。
(…手を…出してこない?)
僕はそっと、目を開けた。
そこには優しい笑顔を浮かべいる、初老の男の人がいた。
「大丈夫かい…?」
そう言って、僕に毛布をかけてくれた。
そして男の人は、他にいた人たちに指示をだすと、僕の所へやって来た。
「おいで…」
僕はなすすべもなく、男の人に連れて行かれて外へ出た。
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