ラストスノー

3/24
前へ
/24ページ
次へ
「冷たっ……」 予想していたよりも床が冷たくて、ついベッドに足を引っ込めてしまった。 しかし時間が迫っていたため、意を決して僕は一気にベッドから飛び出した。 「寒い……」 部屋の気温が僕の体温を少しずつ奪っていったが、しばらく立っているとそれにも慣れた。 そして僕はドアの横にある、インターホンを押した。 ピンポーン しばらくして、モニターに1人の女の人が映った。 『おはよう。今日は寝坊したのかしら?』 女の人はくすっと笑いながら言った。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加