ラストスノー

4/24
前へ
/24ページ
次へ
「寒くてベッドから出られなかったんだよ」 僕は軽く頬を膨らました。 『寒いものね…じゃあ、着替えて早く降りてきなさい』 「分かった」 ガチャ 扉のオートロックをが外れた音がした。 「さて…と」 僕はドアが開くか確認した後、クローゼットを開けた。 「寒いから…セーターにしよっと」 近くにあった、青色のセーターを引っ張り出し、着た。 そして、階段を勢いよく駆け降りた。 「おはよう!ママッ!」 そう言って、僕はイスに座った。 「おはよう…階段くらいゆっくり降りてきなさいよ…」 そう言いながらもママは微笑んで、朝食を運んできてくれた。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加