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「今日の予定は?」
僕はできたての朝食を口に入れながら聞く。
「そうね…特に用事もないし…勉強しましょうか?」
ママがにこにこしながら言った。
「えーやだなぁ…」
僕は飲み物を口に含んだ。
「あなたのためよ…?学校に行けない分、勉強しなきゃ…ねっ?」
「…分かったよぉー」
「お利口でよろしいッ♪」
そう言って、ママは僕の頭を撫でてくれた。
僕は生まれつき体がとても弱いらしく、外に出られなかった。
だから学校なんて行けないし、ましてや友達もいない。
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