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それからちょうど1週間後、月は変わって6月になり、柊斗は見事に脚本を仕上げてきた。
「じゃあ、さっそく配役を発表します」
今回の舞台は3年生にとって最後の舞台となるので、個人の意見を無視して、その人に合った配役を部長達が決めたのだ。
その結果ヒロインを演じるのは、実力No1の花乃子に決定。
「その相手役、水城慧人を俺がやります。そして―――」
柊斗は続けた。
裏方を含め、17人全員のの配役が決まり、各自台本を読み始めた。
部員達の評判はまずまず。
それから本の読み合せを一通りして、今日の部活は終わった。
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