†Reality ring†    第Ⅴ章 ~七人の殺戮兵器~

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「そんな!?俺も戦います!!」 「光季・・・リースを助けるのはお前の役目だろ?他の誰でもない鷹村光季ただ一人の役目だ!!・・・違うか?」 「亮・・・」 だがリースのために戦ってもらうのに全てを任せて自分だけ何もせずリースの下へ向かうなどできない光季は自分も戦うと言った だがそれを亮が止めた 「それに俺達は弱くないから心配すんなって!!あんな奴ら簡単に倒してみせるさ」 「・・・今、回復魔法を受けとる奴の言う台詞ちゃうな・・・」 「う、うるさいな!!」 「ははは・・・ありが」 「ストップや!!礼はリース助けた後に頼むわ・・・そん時はリースの笑顔付きでな」 「あぁ・・・」 そんな光季に回復魔法を受けながらリョウが明るく言った その横でキコウが呆れたように突っ込みを入れた そんな二人のやりとりを見て光季は笑いながら礼を言おうとした だがそれをキコウが止めどさくさに紛れて変な注文を付け足した 「ではこの町・・・でいいんでしょうか?ここの名前は光陽町でしたよね?」 「はい、あってます」 「この町の地理を簡単に教えていただけませんか?見たこともない土地なので」 「それなんですが・・・俺にもわからないんです・・・」 マルクがここ光陽町の地理について質問をしたが亮は自分にもわからないと答えた 「わからない?どういう事ですか?」 「俺達のいた町とは似ている様でどこか違うんです・・・まずこの学校はここに無いんです」 マルクは亮がわからないと言う意味が理解できず聞き返すと亮は辺りを見渡しながら呟くように話し一つの学校を指差し説明した 「それは当然ですよ・・・ここは私が勝手に造った世界ですからね・・・当然好きなように手を加えられる・・・と言うわけですよ」 「リョーズ・ウマ・グリアエルさん・・・」 その訳を説明したのは敵の総大将でありリースを攫っていった張本人リョウマだった その姿を確認したマルクはリョウマの名をフルネームで口にした
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