†Reality ring†    第Ⅳ章 ~弱みを乗り越えて~

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「いけ・・・ダークロード、ゲイザー」 「そう何回も同じ奴にやられるか!!」 カルナの命令で骸骨兵と人型の影がキコウに向けゆっくりと動きだした しかしリティの登場で高所への恐怖が少し和らいだキコウは算盤を大きく横振りし骸骨を吹き飛ばした 「んで次は後ろや!!」 骸骨を吹き飛ばしすぐに後ろを向くとキコウは自分の影を使い剣を形づくるゲイザーの攻撃を防いだ 「ほぉ・・・なかなかやるな・・・だが数はまだまだいるぞ?」 「数ばっか出てきやがって・・・」 「キャァァァ!?」 ゲイザーの攻撃を防いだキコウに感心するカルナはさらに多い数のダークロードとゲイザーを召喚した キコウが数の多さに苛立ち言葉を吐き捨てた瞬間コルドの悲鳴が響いた 「!?コルド!?ルンちゃん!!てめぇ・・・」 「何も私のターゲットはお前だけではないが?」 「ちっ!」 「コルちゃん助けに行かないと!!」 その悲鳴を聞き何が起きたのかがわかったキコウはカルナに怒りの目を向けた しかしカルナから返ってきた正答にキコウはただ舌打ちをするだけだった アティがコルドの元へ行こうとキコウの肩から離れた 「待て待て!?お前まで行ってしまったら俺がまた動けやんくなるやないか!?」 「でも・・・それじゃどうするの?」 「こうするんや・・・ゴールド・ポール~金柱~!!」 しかしそれをキコウが止めた アティがコルドの元へ行かなくなると骸骨に周りを囲まれているキコウがコルドの元へはいけない アティが当然の疑問を口にするとキコウは数枚の金貨を地面に向け落とした そしてその金貨が綺麗に縦に積み上げられるとキコウは手でそれを地面の中に押し込んだ
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