†Reality ring†    第Ⅴ章 ~七人の殺戮兵器~

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「私のフルネームを覚えていたのはあなたが初めてですよ・・・地脈の狩人」 「そうですか?ありがとうございます物覚えはいいほうなので」 リョウマが挑発するような口調で言うとマルクも微かな笑みを浮かべ返した 「それよりリースはどこだ!!」 「こちらを見てください・・・」 「リースちゃんが7人!?どうなってんの?」 そんな二人のやり取りの後光季が叫び言った するとリョウマは今までの戦いで戦いの模様を中継していた巨大モニターを手で見るよう促した するとそのモニターに七人のリースが映し出されアキが驚きの声を上げた 「この内本物は当然ですが一体だけですよ?場所は『ネリネの公園』、『プリムラの公園』、『シアの公園』、『神王・魔王・人王邸周辺』、『木陰の商道』、『錬金術士養成所』、『全専門女学院』の七ヶ所です」 「お前の世界は公園が個人の持ち物なんか・・・スゲェな・・・」 リョウマの言う場所はどこも名が特殊だった それを聞きキコウが心底驚き亮の顔を見ながら言った 「そ、そんなわけないだろ!?それに名前が全部違う!!順に『児童公園』、『自然公園』、『光陽公園』、『神王・魔王・芙蓉邸周辺』、『木漏れ日通り』、『バーベナ学園』、『ストレリチア女学院』って言うんだ」 「女学院!?」 「お・う・じ?」 「な、何でもない!?」 「お前の気持ちはわかる」 「あぁ・・・お前ならわかってくれると思ったよ」 しかし当然そのようなおかしな名前なわけがなく亮が正式な名称を口にした その中の『女学院』という名にリョウが反応した だが膝枕をするサクラの妙な雰囲気を醸し出した笑顔での呼び声にリョウは慌てて否定した そんなリョウにキコウがうんうんと頷きながら言った この時リョウとキコウの友情が無駄に深くなった
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