†Reality ring†    第Ⅴ章 ~七人の殺戮兵器~

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「殺戮兵器はこの七つの場所のうち蒼の刀閃さんとの思い出が多い場所にいますよ・・・それでは」 「・・・バーベナ学園・・・」 本物のリースの居場所のヒントを残しリョウマはその場から姿を消した その後すぐ光季が一言七つの場所の内の一つの名を口にした 「何でバーベナなんだ?」 「公園にはあまり行ったことが無いし・・・ましてや二駅も離れたストレリチアなんか知りもしない・・・となると残りは凛の家かバーベナだけだろ?俺がバーベナに通ってることは知ってるからこの七つだとリースが一番俺を感じられる場所はバーベナだと思うんだ」 亮がなぜバーベナだと思ったのかを尋ねると光季はその場だと思った理由を話した 「ではそれで行きましょう・・・念の為最低限の人員を残りの場所に向かわせます」 「んで偽物なら容赦なく潰す!!」 「お願いします」 マルクがその考えに頷くとダインがそれに続き強く言った それに光季が真剣な表情で返した 「今回は敵の数も多いので皆さんバラバラで1人1人で戦ってください」 「なら俺は・・・え~と・・・ネリネの公園に行くぜ?」 「なら俺はプリムラだな」 「それじゃ僕はシアの所に行くよ」 マルクがいつものようにペアを組み戦うのではなく今回は個人で戦うよう告げた それを聞きダインは正式名が思い出せずリョウマの付けた別名で行き先を告げた それに続きバキ、ロストと別名を省略しその行き先を告げた 「では残りの木漏れ日通り、ストレリチア女学院、芙蓉邸周辺は誰が行きますか?」 「木漏れ日通りは私が行きますよ?」 ロスト、ダイン、バキの三人の行き先が決まり残りの三つの場所に向かうのは誰にするのかをマルクが尋ねるとシンラが名乗りを上げた 「いえシンラは光季君と一緒にリースさん救出に向かってください」 「?わかりましたが・・・何故ですか?」 「もしバーベナ学園のリースさんが偽物だった場合光季君1人では辛いと思います」 「そういう事ですかわかりました」 「そして他の人達の所でリースさんが本物だった場合すぐに光季君の所へ向かってください」 だがマルクはシンラの申し出を断ると光季と向かうよう告げた 承知はしたもののその訳がわからないシンラは聞き返した それはもしバーベナのリースが偽物だった場合を考えた光季のためだった それを聞きシンラは快く頷いた そしてマルクは光季以外の人間が本物のリースに当たった場合の対処法を伝えた
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