†Reality ring†    第Ⅴ章 ~七人の殺戮兵器~

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~バーベナ学園へ続く道~ 「よぉ・・・ずいぶん数が減ったな?」 「トルガノ!?」 バーベナ学園を目指し先を進む亮一行の前に現れたのは茶色の修道服に身を包んだトルガノだった 先頭にいた光季はトルガノの姿を見て足を止めた 「僕達もいるよ~」 「どこ行くんだよ?」 「は~めんどくせぇな・・・」 トルガノの後ろにはナルガ、ハガリ、ダガルの三人もいた 「それよりも何故お前が二人もいるのだ?」 「創造主いわく『これだけ数が多いと誰を何時創ったかなど覚えてられないんですよ・・・別にダブっても何も問題ないでしょ?そのまま二人でいってください』だそうだ」 「何だそりゃ・・・」 そしてその四人の他にトルガノがもう一人いた あり得ない事にユイが尋ねるとトルガノが答えた そのわけはリョウマが亮達の記憶から要員を増やす際に数が多く存在者を把握仕切れていないためだった その大雑把なやり方に亮は呆れた表情で返した 「理由なんてどうでもいい・・・道を開くだけだ!!」 「気が早ぇだろ?そんなに焦ったってもうあの兵器は止められねぇよ」 リースを早く助けたい光季は刀を構えトルガノに斬り掛かった だがトルガノもそんな雑な攻撃に当たるわけもなくハルバードで軽く防ぎわざと挑発するように言った 「それを止めるために私達がいるんですよ」 「光季!!先に行け!!」 「シンラさんも先に行ってください!!」 「ここは吾等に任せろ!!」 「悪い亮!!」 「お願いします!!」 光季の横で刀を構えシンラが言うと亮、ルン、ユイの三人が光季とシンラに先に行くように告げた 光季とシンラは躊躇うことなく亮達の申し出を受けトルガノ達との戦闘を任せその場を去った 「亮さん!!ルンさん!!ユイさん!!あなた達も先に行ってください」 「皆さんここは私に任せてください!!」 そんな亮達の後ろからマルクがトルガノ達に銃弾を一発ずつ放ち亮達に先に行くように言った その更に後ろからロイヤルが自分を除く全員に先に行くように言った 「ロイヤル!?」 「大丈夫です!!この先にまだまだ強い人達はいます!!ここで戦力を裂くわけにはいかないんです!!」 「・・・わかりました無理だけはしないでくださいね」 「はい」 「皆さん行きましょう!!」 驚き振り替えるマルクにロイヤルは一本の鍵を見せそのまま捲し立てる様に言った マルクはしばらく黙っていたが納得しロイヤルにその場を任せることに決めた
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