†Reality ring†    第Ⅴ章 ~七人の殺戮兵器~

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「ふむ・・・貴様が残ったか・・・予想どおりだな・・・」 「!?・・・何・・・これ?」 トルガノはその場に残るのがロイヤルだと知っていた様な口振りで話すと一枚の栞を取り出した するとその栞から光が放たれロイヤルは反射的に目を庇った そしてロイヤルが目を開くと腕にやや太い赤色の線が描かれていた 「それより・・・何故こんなにも簡単に他の人を行かせたんですか?」 「僕達の任務は戦力の分散ですからね~とにかく足止めが目的なんですよ」 「それよりも一人で大丈夫なんですかねぇ~?こっちは四人もいるのに・・・」 ロイヤルはトルガノ達が何の抵抗もなくマルク達を先に進ませたことが気になり聞くとハガリが答えた その後にナルガが余裕の表情を見せながら答えた 「そうでもないですよ・・・こちらにはまだ仲間がいますから」 「ほぉ・・・なら見せてもらおうか?」 だがロイヤルも余裕の表情で鍵を取り出し言い返すとトルガノが感心し返した ~バーベナ学園へ続く道~ 「おっと・・・先に行かせるわけには行かないんだ・・・悪いけど僕と戦ってもらうよ」 「くっ!?」 「光季君・・・ここは私に任せて先に」 「皆先に行って!!ここは私に任せて!!」 先にリースの下を目指した光季とシンラの前に立ちはだかったのは処女宮の称号を持つルーツだった 光季が足止めを食らったことに苛立つ横でシンラが刀を構え光季に先に行くように言った だが全てを言い終わる前に後ろからメイラの声に遮られた 「すいませんがお願いします」 「あっ!?待て!!」 「スプラッシュアロー!!」 マルクがメイラに一言残すと光季とシンラと合流しメイラを除く全員が更に先を目指した ルーツがそれを止めようとしたがメイラの放った水圧矢をその身にくらいマルク達を止めるのを諦めた 「・・・君で大丈夫?」 「大丈夫だよ・・・それに勝てなくてもあなたの攻撃は防げる」 「・・・なるほど足止めって事か・・・なら始めよう」 メイラから返ってきた言葉で全てを察知したルーツは響旋琴(きょうせんこ)を取り出し開戦を宣言した
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