†Reality ring†    第Ⅴ章 ~七人の殺戮兵器~

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~バーベナ学園へ続く道~ 「私の相手は誰がしてくれるのかしら?」 「私がお相手いたします・・・」 光季達の前に現われたのは宝瓶宮の称号を持つアンティカだった アンティカはニコニコと笑顔を絶やさず尋ねた そんなアンティカにルーコが符を構え返した 「ルーコ・・・お願いします」 「任せてください!!」 「では皆さん行きましょう」 名乗り出たルーコにシンラが声をかけるとルーコは小さくガッツポーズを見せ返した そしてシンラ達はその場を後にした 「貴方が私の相手ね・・・貴方は確か・・・時属性だったかしら?じゃ・・・ゴールドコンタクト・・・」 「?」 (何で今から戦うっていうのにコンタクトを変えるの?・・・それに私の属性も知ってるし・・・) アンティカは残ったルーコを見て今まで付けていたコンタクトレンズを金色のコンタクトレンズに変えた ルーコは何をしているのかがわからなかった しかしルーコがこの戦いを優位に進めるにはこのコンタクトチェンジを止めなければならなかった 何故なら時属性が唯一不利とする属性は金属性でアンティカが付けたゴールドコンタクトは金属性なのである しかしルーコは今から自分にとってかなり不利な戦いが始まろうとしていることをまだ気付いていない ~バーベナ学園へ続く道~ 「ガタナ・・・」 「ほぉ・・・私を見ても驚かないのか?」 「亮真が吾等の前に姿を現した・・・その時にお前が再び現れる事は予想していた」 だいぶ数が減った光季達の前に現われたのはユイとサラそしてバキにより倒されたはずのガタナだった その姿を見てユイが呟くように名を呼んだがそれほど驚いた素振りは見せなかった そんなユイにガタナは軽く驚いた口調で言った その訳はここに来る前に亮真が復活したのを見ていたため予想が立てられたためだった 「なるほど・・・ひとまず強さが落ちていたとは言えあの状況で我によく勝てたな・・・倒したのは貴様ではないがな」 「くっ・・・」 その訳を聞きガタナは納得した そして前の戦いであの状況下の自分に勝った事にたいして誉めた 最後に嫌味を込めて それを言われたユイは悔しそうに顔をしかめた 「どうだ・・・?また我に挑むか?それとも逃げるか?我は別に誰でもかまわんからな・・・」 「舐めるな!!吾が相手になってやる!!」 ガタナが挑発して言うとユイは声を荒げ言いセブンスサマーを構えた
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