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「いってきま~す!」
勢いよくドアを開けた。
閉める時も勢いよく…
「やほっ♪」
「やほっ♪じゃねぇよ」
「敬語!」
「くっ…分かりましたよ!」
コイツが頼むんならクラスの男子の8割は首を縦にふるだろう。
なのに何故に僕なんだ?
「ハイ。荷物」
ランドセルだったら確実に放り投げてる…
「今日は体育か…どうせサッカーかな?」
「そだよ。雪夜は無駄に目立つからなぁ…私のモノなのに…」
「モノじゃないよ…」
「って事でチーム分けはお願いね?」
「それは委員長である姫の仕事では?」
「まさか?ただでさえ色々と言われてるんだからね?幼なじみって事だけで…」
だったらこんな遊びをしなきゃいいって思うのは僕だけか?
もちろん口には出さないけど…
「僕にもどうしようもないね。ま、運に任せましょう」
他愛もない会話ですぐに学校に着く。
今日は平和な1日でありますように…
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