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「せ、雪夜君!?」
「あ、ゴメン…怪我は…無いね」
「それより雪夜君は!?」
「と、とりあえずどいてくれぇ~」
「え?キャッ!?ご、ゴメンね!!」
乗ってる一人がやっと降りてくれた。
重力の偉大さを改めて知った気がする。
人が集まってきた。
心なしか男子の目線が痛い…
女子は黄色い悲鳴をあげている。
そんな中で一人だけ殺意の目を向けている人が居た。
姫こと麻菜その人だ。
「ヤバい…死んだな」
人知れず覚悟をした瞬間だった。
その後は何の問題も無く授業は進んで放課後になった。
授業中に紙が投げられて見ると…
『放課後、教室』
とだけ書いてあった。
ある意味の死刑宣告だと理解した。
そして問題の放課後…
「せ~つ~や♪」
聞こえる…悪魔の声が…
「…な、ナンデスカ?」
「何を怯えてんのかな♪声が裏返ってるよ?」
「な、ナンデモナイデス…」
「じゃあ帰ろっか♪」
「は、ハイ…」
僕は生きて帰れるだろうか…
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