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僕らは幼稚園からずっと一緒だった。
今も入れるとホントにずっと一緒って事になる。
家も近所で家族ぐるみの付き合いだった。
登下校も一緒で両親は結婚させる気だったとかそうじゃないとか…
まぁそんな日常が崩れさったのもこの頃だった。
「ねぇ…ゲームしようよ」
帰り道の途中、いつもの公園で時間を潰していた僕に不意に麻菜は言葉をかけた。
「ゲーム?なんだよそれ…」
その頃から麻菜は目立っていた。
頭脳明晰、容姿端麗、運動も完璧で性格も良かったから近くにいる僕も何かと面倒事に巻き込まれる事が多かった。
「ルールは簡単だよ。ハイ」
紙を渡された。
紙にはルールが書いてあった。
「……何?これ?」
「するの?しないの?」
少し凄みを含んで顔が目の前まで迫っていた。
「や、やるよ」
これが全ての始まりだった。
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