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「さすが雪夜♪じゃあ早速…ハイッ!」
唐突にバックを突き出された。
「…?何これ?」
「何って…家来は荷物持ちでしょ?」
あぁお姫様…最初から挫折しそうです…
「…分かったよ」
「敬語!」
「分かりましたよ。姫」
「ん~よろしい♪」
なんでそんなに嬉しそうなんだ?
お前ドSだろ?
「で?お次は何を致しましょうか?」
「ん~ブランコ押して♪」
そう言ってブランコに座り込んだ。
結局はやること無いのかい!
「分かりましたよ…あ!奢りとかは無しだよ?普通は姫の方がお金持ちでしょ?」
「…そ、それは空想でしょ?それより敬語を使ってよ!」
「いや…空想じゃなくて王族がお金持ちってのは常識ですよ?」
「む~」
「姫。膨れないで下さい」
「あ!クーデターが起きて逃げたっていう設定ね?」
「いきなり現実的にならないで下さい。しかも設定って…」
「まぁ…いいじゃない。次は駄菓子屋に行こうよ」
「あ、待てって…じゃなくて待って下さいよ!」
この頃はその日だけで終わるか1週間で終わると思ってた。
それがこんなに続くなんて…
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