小5

4/13
前へ
/308ページ
次へ
「雪夜♪よろしくね」 麻菜こと姫はにこやかにブツを渡してきた。 「…う〇い棒?」 「わ、悪いの!?」 「いえ、なんでもありません」 「そう…」 やはり僕が奢らねばならぬのか? 小5にして世間の厳しさを知らねばならぬのか? 残酷です… ま、10円だけど… 「僕の金銭事情も気にしていただけると助かるのですが?」 「ん~考えとくよ」 「麻菜がそう言うと無理だな…」 「麻菜?ひ・め!姫!H・I・M・E!」 「わかりましたよ…姫」 母上…父上…僕はとんでもない遊びに首を突っ込んだのかもしれません… サイフの中身が焼肉のように消えそうです…
/308ページ

最初のコメントを投稿しよう!

602人が本棚に入れています
本棚に追加