小5

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~その日の夜~ 「ったく…どんだけだよ…」 箒で窓を開けて飛び移る。 まさに飛び職。 「うぃ。家来参上っと…って寝てる…」 全く…呼び出しておいて何してんだコイツは… 「寝てる時は可愛いんだけどな…」 「雪夜ぁ…」 「うわっ!!」 恐る恐る顔を覗き込むと寝てた。 「寝言かよ…つかどんな夢を見てんだ?」 なんかニヤニヤしてる… ほっぺたで遊ぼ… 「むぅ…にゃあ…」 猫の肉球みたいに柔らかいな… 調子に乗ってつまんだその時だった。 「調子に乗りすぎだよ?」 「…あれ?起きてた?」 「当たり前でしょ?」 血の気が引いたのが自分でも分かる。 「狸寝入りとか卑怯だぞ!」 「あらあら何を言い出すと思いきや…雪夜が悪いんだよ?」 「…やられた。ちょっと柔らかくて気持ち良かったのに…」 一瞬でもコイツを可愛いと思った自分が恥ずかしい… 「…そ、そんな事を言っても触らせないからね!」 「もう触りませんよ。ったく…」 それより何で僕は夜に来たんだ? 起こすなら朝でもいいだろ? 「さて…遊ぼ♪」 これが目的ですか… ま、暇だからいいけど…
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