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「何する?」
「僕はお任せしますよ」
「え~つまんない!」
「そんな事を言われても困りますね。姫が呼び出したんだから姫がお願いします」
「ん~そうだねぇ…」
その後、軽く10分ほど悩んだ後に自信たっぷりにこう言われた。
「眠くなったから添い寝して?」
「は?僕は添い寝のために呼ばれたの?」
「だって遊び道具が無いんだもん。明日は雪夜がトランプ持って来てね」
「あ、はぁ…」
「んじゃあ寝ようか♪」
そう言って彼女はベットに飛び乗って布団をかぶって潜り込んだ。
「僕、布団に入ったら起きれない体質なんで傍にいるだけにしますね」
「ダメ!それじゃつまんない!」
「いや、僕がここで寝たら面倒な事に…」
「大丈夫よ。昔っから一緒なんだから」
「いや、そこじゃなくて親の問題が…」
「いいから来なさい!」
あ~これはてこでも動かないな…
「少しだけね…」
そう言って布団に入った。
布団に入るとなんかいい匂いがした。
一人では大きく感じるこのベットも二人だとちょうどいい大きさになった。
「素直でよろしい♪」
「無理矢理でしょうが!他の男子なら素直なんだろうけど…」
「何か言った?」
「別に…あ、ヤバい…眠くなって…きた」
「もう?」
「僕は…こん…な体質…なんだ…よ…ZZZ」
そこから先は覚えてない。
ただ夜中の2時に起きて自分の部屋に慌てて戻った事だけは覚えてる。
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