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大体こいつら何者なんだ?
と、考えているうちに、次は不意を突いた蹴りが…
ドゴッ…!!
みぞおちだ…胃の中の物が喉まで上がってきた、独特の気持ち悪さを体感させられる。
目が覚めた…このままだとなにもしないままに殺されると思った。
(こ…殺される)
(死にたく…ない)
(…逃げよう)
(でも、もし逃げられなかったら…)
(殺すしかない…)
(殺される前に殺すしか…)
でも…どうすればいい?明らかに少女はナイフの扱いに慣れている。まともに戦って僕に勝ち目は無い。
ふと、思い出す…
(そういえば、あの銀髪の男この女の子に命令してたな…よし!)
僕は彼女に向かって突進して行った、見事に蹴りをくらって吹っ飛んだ…その反動を利用して銀髪の男に詰め寄った…
そして銀髪の男の喉元にナイフを突き立てた…
初めて彼女は動揺という感情をあらわにした、まるで猪のようにこちらに向かってきた。
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