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少しずつお腹が目立ち始めた頃、分かり始めた。彼はいわゆる「酒乱」だと。我が子がお腹にいるのに、酔ったいきおいからかお腹を蹴られ、切迫流産になりかけた。お腹の子に何もないように、無事に産まれるように、と祈りながら病院のベッドで泣いた。
そして、出産間近にも…。
その年の冬、雪が降り積もった夜に陣痛が始まった。彼を起こし、陣痛がきたからと話したが
「雪降り積もってるし、出れへんし陣痛きたばっかりなら朝まで大丈夫ゃろ💨」
と言って寝てしまった。
やっぱり・・・後悔し始めた。
この人と結婚するんじゃなかった。
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