スナックにて…。

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「………沙織ママ…。」 私の涙は沙織ママが慰めてくれるたびにひいていった。 それから何時間が経ったのだろうか。私の涙は今はもう流れてる気配はない。 「沙織ママ…ごめんね。」 「いいのよ。今日はもう遅いからそろそろ帰りなさい。」 「うん……。そうする……。沙織ママ、今日はありがと……。」 「気にしないで。また、いつでもきてね。」 「うん。それじゃあ、おやすみ。」 「えぇ。気をつけて帰ってね。」 「うん。」 私は沙織ママに手を振りお店を出ていった。 「美月ちゃんならきっと大丈夫よね。………私と同じ過ちなんて美月ちゃんには似合わないわ………。」
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