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ー音楽の都ウィーン・ヴェーリング墓地ー
1827年春3月27日
ウィーンでは今までにない
盛大な葬儀が行われた
ヴェーリング墓地に行く36人のたいまつ保持者に選ばれた眼鏡は
ヴェーリング墓地まで付き添った
葬儀の最後にはカールがトランペットで第9を奏で、悲しみの中葬儀は静かに終わった
その後眼鏡は
ベートーヴェンの魂に届けとばかりに
澄み切った楽想の
弦楽四重奏曲やピアノ作品即興曲そして
〈冬の旅〉〈白鳥の歌〉などのリートを書き上げた
その調べはきっとベートーヴェンの元へ届いたであろう
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