第1章「歓喜の後」

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それはドイツでカールらしき人物を見たというものだった 眼鏡はすぐにドイツへ向かった 寒いのは嫌だと言ったのに無視してな 私の意見は聞かんのか!! まぁいい そんな事をしているうちにドイツの中央広場へたどり着いた ードイツ・中央広場ー 北の地はやはり寒いのだろうか? 私にはもう、そんな事もわからない だが、眼鏡の吐く息は白く凍りつき 耳は赤くなっていた 眼鏡はじっと広場で待ち続けた 何時間待っただろうか?辺りも暗くなりはじめている 『暗くなってきたぞ眼鏡 いつまで待つのだ?』 私はぼーっとしている眼鏡に訪ねてみた すると、私の声に眼鏡は はっと我に返った あまりの寒さに意識が遠退いてしまっていたのか そんな事はどうでもいい と、私は1人の男がこっちをじっと見ているのに気付いた そんなに格好は悪くはないが怪しい雰囲気はムンムンだ 男がこっちに近づいて来る 「フランツ?久しぶり!」 どうやら眼鏡の知り合いらしい この男はゼヒターという名で眼鏡とは古い付き合いらしい 今日はコイツのご好意でコイツの家に泊まることとなった
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