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それはドイツでカールらしき人物を見たというものだった
眼鏡はすぐにドイツへ向かった
寒いのは嫌だと言ったのに無視してな
私の意見は聞かんのか!!
まぁいい
そんな事をしているうちにドイツの中央広場へたどり着いた
ードイツ・中央広場ー
北の地はやはり寒いのだろうか?
私にはもう、そんな事もわからない
だが、眼鏡の吐く息は白く凍りつき
耳は赤くなっていた
眼鏡はじっと広場で待ち続けた
何時間待っただろうか?辺りも暗くなりはじめている
『暗くなってきたぞ眼鏡
いつまで待つのだ?』
私はぼーっとしている眼鏡に訪ねてみた
すると、私の声に眼鏡は
はっと我に返った
あまりの寒さに意識が遠退いてしまっていたのか
そんな事はどうでもいい
と、私は1人の男がこっちをじっと見ているのに気付いた
そんなに格好は悪くはないが怪しい雰囲気はムンムンだ
男がこっちに近づいて来る
「フランツ?久しぶり!」
どうやら眼鏡の知り合いらしい
この男はゼヒターという名で眼鏡とは古い付き合いらしい
今日はコイツのご好意でコイツの家に泊まることとなった
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