第1章「歓喜の後」
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ー音楽の都ウィーン・郊外ー ウィーン郊外に到着 ウィーンの街は銀世界に変わっていた 「うぅ~寒い」 『弱音を吐くな』 「雪がつもってるんですよ!!寒いに決まってって…… そんな事言っても先生は寒さなんて感じませんよね…」 眼鏡はしゅんと肩をすくめた この雪の白も 私のこの血の通わない肌も同じような色をしている 冷たさまで一緒だ 私はそんな思いで両手を見つめた
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