第1章「歓喜の後」

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「先生?どうしたんですか?行きますよ」 『わかっている』 そう言うと眼鏡はある場所へ向かった それは 演奏をする場所だ 一応音楽家、演奏をしながら旅を続けているのだ その指先は赤くなり 時折血が滲むときもある もう演奏なんて出来ないはずなのに どうしてコイツは ピアノを弾く? 何故弾ける? 私にはわからない そもそも何故この眼鏡が第9の楽譜を渡さなきゃならない 全くわからない だが共にいてわかったことがある コイツはとんだお人好しだって事 っと演奏が始まったようだな
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