折り紙大名の咄
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そんな幸せの一時、崎山十蔵が放ち隠密が火縄銃をかまえる。標的は天坂、火縄銃が火を吹く。時同じく一陣の風が吹く。 〈しまった弾がそれた〉 みなが動けぬ中、天坂只一人銃音に反応 『このままでは、子供達に当たってしまう』 すかさず子供達の前に立ちふさがる。 民も家臣も子供も動けない。これは現か幻か?
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