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だから恐かった?
だから苦しかった?
だから幸せだった?
だから楽しかったんだ。
彼女といれば僕は僕として生きれた。
でも…
そんな想いももぅさよなら。
そして僕は静かに姿を消した…
それは永久に…
僕らの出会いの終わりを告げる事だった。
『ねぇフロウ…あたし綺麗でしょ?…ねぇ…聴いてる?…ねぇ起きてよ……起きてよフロウ!!』
小さく聞こえた楓の言葉にも返事は返せない。
泣き喚く楓を慰めることすら出来ない…。
(ごめんね…)
彼女が…楓が…僕を愛してくれたことに「ありがとう」を言いたかった…。
もぅ僕は…僕でいなくなる…
その前に…
この言葉だけ…
「「お休み楓」」
。
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