崩れ落ちる

2/8
前へ
/42ページ
次へ
授業中なのに叫んでしまった。   ―やっぱりねぇ。―   ―最近、付き合いが悪かった  理由…彼氏が居たからか。―   ―まじ有り得ないよ…―   と、皆が口々に話す。   ジワジワと汗が流れ始め 急いで、椅子に座った。   【どうしよ…やばいよね?】   普段、授業中は絶対に静かな 教室だけど その日は煩かった   「み…さと…」   雅也も眉間にシワを寄せて 私の名前を呟くように呼ぶ     その空気に耐え切れなくて、 チャイムが鳴ると同時に教室を 飛び出し大輝の元へ走った。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加