崩れ落ちる

4/8
前へ
/42ページ
次へ
教室に戻り扉を開くと、 皆が一斉に私の方を見た。   だけど私には大輝がついてる。   クラスメートが、私を嫌おうが 何しようが関係ないと思い 皆に睨まれながら席に着いた   ボーッとしていると、雅也が 満面の笑みで話しかけてきた   「はい、これ!」 「……何?」 「誕プレだよ。」   雅也はちょっと小さめの 袋を私に渡してくる。   無言で受け取り、箱を開けた。   中には、ずっと前から 欲しいと思っていた 香水が入っていた   「…雅也、これって」 「誕生日おめでとう。」   彼は優しく微笑んで言った。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加