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「何で…何で…よ…」
どうして私に関わるのか
聞きたかった。だって
ただの幼なじみだと
思ってたし、そこまで
よくして貰う覚えも
正直なかったし。
思わず、渡された香水を
雅也に投げ付けてしまう。
「何で私に関わるの!?本当にうざいだけなの…大嫌い…」
香水の瓶は割れ、破片は
バラバラに飛び散った。
教室に甘い香水の香りが漂う。
―何?あれ。―
―最悪ぅ。死ねよ…―
仲の良かった友達まで周りと
一緒に私の悪口を言い始めた。
目の前が一瞬、真っ暗になる
今まで積み上げてきたモノ全てが
音を立てて崩れ落ちていった
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