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「ごめ…!」
急いで瓶の破片を拾おうと
しゃがみ込むと、雅也が私の
手を掴んで首を横に振った
怪我したらいけないから
触れるなって…優しく
言ってくれたのだ。
私は涙が出そうになり
走って教室を出た。
【もう、授業始まってるかな】
私はあの後すぐ屋上に向かい
空を見ながら寝転がっていた。
雲は静かにゆっくり流れる…
心が落ち着いてきて、涙が
流れ…止まらなかった。
雅也に酷い事をしてしまった
なのに、ちゃんと謝らずに
逃げてきてしまったから
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