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ノリ軽いな…
手で椅子に招かれ深く腰をおろす
『…で、今回はなんの仕事っすか?海外ならお断りですよ』
サラサラっとことばを言い、学生服の第1ボタンと第2ボタンを開ける。
『いやぁ学生さんに頼りたくはなかったんだが、君しか適役がいなくてねぇ』
『新しい楽器かなんかの調整ですか?』
早くこの会話を終わらせたい。そう思わせる口調で話す。
『実は君に頼みたいのはVOCALOIDの調整なんだ』
VOCALOID?聞いた事はあるがよくはわからない
『VOCALOID?機械に歌わせるアレですか?』
『そうだ、大体のVOCALスキルはあるが人間性に掛ける…それで君が彼女に歌と言うモノ人間性を教えてやってくれないか?』
機械に人間性?この人頭大丈夫か?
『はっきりいいますと意味がわかりませんね、第一、機械に人間性が必要ですか?』
『ああ、言ってなかったね 君が教える子はAIなんだ』
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