美音 稟とビネイ

5/7
前へ
/12ページ
次へ
爽やかに駆け抜ける風を髪の揺れで感じ、下り坂を歩きながら右をみる そこには壮大な青、海と町、空が綺麗だった 『いい詞ができそうだ…』 ついつい声がでていた、谷口はちゃんと聞こえてなかったらしく、なに?とか、今なに言った?などと言っている 俺は、なにも言ってないよ、と軽く流す 下り坂が終わり、駄菓子屋をすぎ学校に到着 俺と谷口はクラスも一緒なので常にいる… クラスの女子などに『美音君おはよー』と挨拶をもらう お決まりのよいな言葉を谷口が吐く 『モテモテですな美音様』 どうやら俺は女子に人気らしい…この俺の名字『美音』がカッコイいい との事 小学校、中学校でこの名字でいくら苦しんだと思ってんのかね… 『おしゃああああああ、いくぜ音楽室へ❗』 と、谷口 音楽室(音教の授業を受ける特別な部屋)
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加