初音ミク 起動

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本社と言えど俺がいるとかなり珍しそうに社員がこちらに視線を向ける 黒スーツ姿の社員らしき男が俺を招いている、制服のポケットに手を入れ、俺様がビネイだ❗と言わんばかりに態度をデカくして歩みよった 『お待ちしていました』 黒スーツが丁重に頭を下げ、挨拶してきた 『ここで話すんの?かなり見られてるけど』 正論だ、重大な話をこんなロビーでするわけがない 『いきましょう』 黒スーツがスッと歩いていった、後を追う俺 …… …… …… いくつもの扉を抜け、新品の機械の匂いが充満している廊下 黒スーツが『ここです』っと…なにもないシンプルな白いドアの前でそう言った 『?…なんも書いてないし、普通の部屋じゃないか』 『中でお話を』 ガチャリと古いモデルのドアのぶを回し部屋に入る、黒スーツは入ってこないらしく廊下で立っている 部屋の中にはデカいカプセルのような物と社長部屋…みたいな家具品、高級そうな椅子に座り机に手を置いている三十、五、六の男がいた 『やぁ美音君、待っていたよー』
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