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サクレイル>>
「くそ!まだ着かないのか!!」
俺は急ぐ
とにかくまっすぐ前に進む
?>>
「迷い込んだのかー?」
サクレイル>>
「なっ!?」
辺りが闇に包まれる
月の光で照らされ
明るかった場所まで
?>>
「どうなのかー?」
サクレイル>>
「何も見えない…」
全くの暗闇
自分がどのように立っているのかも分からない
?>>
「わはー」
サクレイル>>
「お前は誰だ!」
闇の中へ俺は問う
ルーミア>>
「ルーミアはルーミアなのだー」
サクレイル>>
「この闇はお前の仕業か?」
ルーミア>>
「そうなのだー」
サクレイル>>
「頼む!先を急いでるんだ!
邪魔をしないでくれ!」
ルーミア>>
「そーなのかー」
一切聞く耳を持たないルーミア
ルーミア>>
「お前は食べてもいい人類なのかー?」
サクレイル>>
「は?」
いきなりの質問
サクレイル>>
「そんなのは知らない!」
ルーミア>>
「なら、食べてみるのだー」
サクレイル>>
「!!?」
俺は肩を掴まれる
ルーミア>>
「いただきます♪」
?>>
「そこまでにしときな」
ルーミア>>
「あれー?」
闇が晴れる
そして俺の後ろには二人の少女が居た
サクレイル>>
「何なんだ?」
ルーミア>>
「離すのだ!」
?>>
「騒ぐな」
ルーミアは一人の少女に
持ち上げられていた
そして、バタバタと手足を動かしている
サクレイル>>
「すまない、助かった」
?>>
「ん?」
俺はその一言だけ発して
また先を急ぐ
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