第二幕 ~子の刻~

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    サクレイル>> 「くそ!まだ着かないのか!!」   俺は急ぐ とにかくまっすぐ前に進む   ?>> 「迷い込んだのかー?」   サクレイル>> 「なっ!?」   辺りが闇に包まれる 月の光で照らされ 明るかった場所まで   ?>> 「どうなのかー?」   サクレイル>> 「何も見えない…」   全くの暗闇 自分がどのように立っているのかも分からない   ?>> 「わはー」   サクレイル>> 「お前は誰だ!」   闇の中へ俺は問う   ルーミア>> 「ルーミアはルーミアなのだー」   サクレイル>> 「この闇はお前の仕業か?」   ルーミア>> 「そうなのだー」   サクレイル>> 「頼む!先を急いでるんだ! 邪魔をしないでくれ!」   ルーミア>> 「そーなのかー」   一切聞く耳を持たないルーミア   ルーミア>> 「お前は食べてもいい人類なのかー?」   サクレイル>> 「は?」   いきなりの質問   サクレイル>> 「そんなのは知らない!」   ルーミア>> 「なら、食べてみるのだー」   サクレイル>> 「!!?」   俺は肩を掴まれる   ルーミア>> 「いただきます♪」   ?>> 「そこまでにしときな」 ルーミア>> 「あれー?」   闇が晴れる そして俺の後ろには二人の少女が居た   サクレイル>> 「何なんだ?」   ルーミア>> 「離すのだ!」   ?>> 「騒ぐな」   ルーミアは一人の少女に 持ち上げられていた そして、バタバタと手足を動かしている   サクレイル>> 「すまない、助かった」   ?>> 「ん?」   俺はその一言だけ発して また先を急ぐ
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