第一幕 ~災厄~

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  俺がコッチの世界に戻ってきてから もう、半年が経った あっという間だ   妖夢>> 「はぁぁぁ!」   サクレイル>> 「まだ、踏み込みが甘い」   俺は妖夢の刀をレーヴァテインで受ける そして弾く   妖夢>> 「やはり、手厳しいですね」   サクレイル>> 「まぁ、以前より大分良くなったけどな」   妖夢>> 「ありがとうございます」   俺は妖夢の特訓に付き合う 何故なら、妖夢の要望があったからだ 「もっと強くなりたい そして、大切な人を守りたい」 妖夢が頼む時に発した言葉 その言葉を信じて特訓をする   妖夢>> 「サクレイル殿」   サクレイル>> 「どうした?」   妖夢>> 「少し試したいのですが…」   サクレイル>> 「何をだ?」   妖夢>> 「白玉」   妖夢はいつも一緒に居る 白玉にそういう すると、一本の刀が出てくる   サクレイル>> 「大きいな…」   妖夢>> 「この間手に入れたんです」   サクレイル>> 「扱えるのか?」   妖夢>> 「それを試すんです」   刀の大きさは八尺(121cm)程 いつも持ち歩いている 楼観剣よりも大きい 小柄な妖夢にとって扱えそうにない   サクレイル>> 「大丈夫か?」   妖夢>> 「普段は持ち歩くことが出来ないので 白玉に預けているんです」   サクレイル>> 「まぁ、そうだろうな」   妖夢が鞘から刀を抜く 妖夢>> 「天叢雲… 神器・霊剣の一つです」   サクレイル>> 「意外に細身だな」   妖夢>> 「はい、なので然程重たくもありません」   サクレイル>> 「よし、来い!」   俺はレーヴァテインを構え 妖夢に踏み込んで来るように言う
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