第一幕 ~災厄~

5/7
前へ
/157ページ
次へ
  サクレイル>> 「どんな格好をしていた?」   ?>> 「帽子を被って、箒を持ってました」   妖夢>> 「魔理沙殿」   サクレイル>> 「分かった」   俺は走り出す 少女が指を指した方へ そして、土足のまま部屋に上がる   サクレイル>> 「…嘘だろ?」   俺の眼に映った光景 それは血を流しながら倒れている 霊夢と魔理沙   サクレイル>> 「おい!しっかりしろ!!」   霊夢>> 「…サク?」   サクレイル>> 「大丈夫か!?」   霊夢>> 「私は…ある程度… でも…魔理沙が…」   サクレイル>> 「え?」   俺は魔理沙に視線を向ける   霊夢>> 「私をかばって… 怪我は魔理沙の方が大きいはず…」   サクレイル>> 「香霖堂に連れて行く」   俺は魔理沙を担ぐ   霊夢>> 「その方がいいわ…」   サクレイル>> 「霊夢は妖夢に任せる」   霊夢>> 「妖夢も… 来てるの…?」   サクレイル>> 「今、妖夢を呼ぶ」   俺は外へ行き妖夢に声を掛ける そして妖夢は急いで霊夢の所に向かう   サクレイル>> 「お前はどうする?」   ?>> 「私も…付いて行きます」   サクレイル>> 「飛べるのか?」 ?>> 「はい」   サクレイル>> 「一刻を争う 全速で飛ばす」   ?>> 「頑張ります…」   俺は飛び上がり 香霖堂へ向かう 少女も傷を負いながらも 後ろを付いて来る しばらく飛ぶと香霖堂に着く そして、急いで中へ運ぶ   霖之助>> 「いらっしゃ…」   サクレイル>> 「頼む!」   霖之助>> 「何があったかは、後で聞こう」   霖之助は状況を一目で把握したらしい
/157ページ

最初のコメントを投稿しよう!

194人が本棚に入れています
本棚に追加