いつも通りの朝

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もぐもぐと食事をとりながら壁にかかっている時計を見ると、もう8時近かった。   「…っ!!ゲホッゲホッ……ヤッベェ!!遅刻しちまう!!!」   俺が通っている学校は徒歩約15分かかる。 自転車は禁止されているので、走って行くしかない。 だが、後5分程で学校が始まる。   「…仕方ない」   そう言って鞄を急いで持ち玄関扉を突き破るかのように走って出て行った。 それと同時に自転車に飛乗り学校まで飛ばした。 途中にある駐輪場に自転車を置きそこから猛ダッシュした。 後約2分で門が締まる。   「ヤバいーーー!!!」   死ぬ気で走った。 もう学校は目の前だ。 門が閉まりかけている。   「目前で閉まるなんて冗談じゃねぇ!!」   思いっきり走った結果、先生が「叶居(カナイ)!?」と驚きながら門の前で立尽くしていたので飛ぶように門を通り、ギリギリ間に合った。     「はぁ…はぁっ………あぁー疲れたー」   そう言って、その場に倒れ込んだ。   「かっ、叶居!おい、大丈夫か!?」
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