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まだまだ続く夏休み。いや、作者が書いてる時は既に秋だけどね
翼くんのデートは何処に行こうか悩む。若い子は何処が良いのかな?
考えても全く分からないから翼くんに聞こうか
仕事が終わって夜道を一人家まで歩きバックに入った携帯を取り出そうと手を入れて漁る。だけど何か探す時に限ってなかなか出て来ない
軽くイライラ。立ち止まって携帯を探す。やっぱり出て来ない
「…後で探そっかな」
溜め息吐いて道を呆然と見つめた。街灯はあるけどやっぱり暗い。…早朝の時の晴れ渡る空は無いようだ
近道通ったから人は私以外歩いていない。再び歩き始め足音が耳に響く。遠くからは犬の声
真っ直ぐ、真っ直ぐ前を見ていたら人影を発見。ご近所さんかな?
前を歩く人影との距離が少しずつ近付く。……見覚えある後ろ姿、もしかして
「翼くん?」
結構距離が縮まった時に影に問い掛けた。想像通り、止まってくれた
止まったけど何の前触れも無く走り出した
驚きすぎて無意識に走って追い掛ける
「翼くん!?ちょっと待って!」
影は曲がり角で曲がった。勿論私も追い掛けた
でも、姿は見えない。普段走らないから息を切らし、辺りをグルッと見渡すけどやっぱり居ない。
「……気のせいかな?」
元来た道を帰るために踵返し後ろを振り返る。今日は疲れてるんだ。そうに違いない
「雪…?」
「え?」
誰かに名前を呼ばれた。伏せた瞼を上げて真っ直ぐ見た。すると、そこには
「翼くん!!?」
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