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…
物の5分もたたないうちに咲は動かないようになった。
俺は今何をした?
1番大切な人を自分の手で…
自分にのしかかってくるのは罪悪感と虚無感。
そして…
コロセ!
という声。
そして、病室のドアが開く。
カッちゃんが病室に入ってきた。
逃げて!と声を出そうとするが出ない。
すでに俺の片手はカッちゃんに掲げられていた。
グシャ…グチ…
カッちゃんは一瞬にして肉の塊になった。
もう何をしたらいいのかも分からない。
声はひたすらコロセ!と響き続けている。
その時、母さんの最後の言葉がふと思い出したように浮かんできた。
『危ない!逃げて!』
悪夢は終ワってイナかッタ…
クスクス…
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