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居間に移動するとお母様と弟「勇」が先に食事をしていた。
「おはよう」
私は二人に朝の挨拶をした。
「遅いよ、姉さん」
勇が私に言った。
「おはよう絢音、食事早く頂きなさい」
お母様が私に声を掛けた。
「うん」
私は返事をするとテーブルの椅子へ腰を掛けた。
今日の朝食は
「スクランブルエッグ」
「シーザーサラダ」
「フレンチトースト」
「牛乳」
だった。
時計を見た私はあまり時間が無い事に気が付くと早いペースで食事を始める。
「こら、急いで食べると喉に詰まるわよ」
お母様が私に言った。
(たしかに…)
私は完食する事を諦めて
フォークを置いた。
「もういいの?姉さん」
勇が声を掛ける。
「うん、初日から遅刻はごめんだからな」
私は返事した。
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