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薬、それは自分にとって
落ち着きを取り戻せる
……言葉。
それと同時に自分を狂わせる
言葉。
喘息で
意識が朦朧とする中
それは自分の喉を通り抜け
気管へと流れ出しては
呼吸を楽にしてくれる…
あれを持っていないと落ち着かない
手。
小さな頃はそれを手渡された瞬間
いつ
何処で何をしようとも…
薬があると言う安心感で
無理をする様になった。
しかしその代償は大きくて
吸う度に心臓を弱らせ
自分の身長を早くに止まらせてしまった…。
薬、それは
自分にとって誘惑的な言葉
誘惑に負けない力を
この手に出来るのは何時の時だろうか?
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