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「何処だよここ…」
目が覚めたらそこはRPGに出てきそうな西洋風な部屋だった。
□始まりは安眠枕□
俺の名前は真山祐司。
ごく普通の県立の高校に通う。青春まっさかりな高校ニ年生だ。
成績はまぁ…芸術科目以外なら良い部類だと思う…一応進学校だし。
普通に週末には友人と遊ぶし、女の子と遊びたいなぁとか考えてしまうお年頃の野郎だ。(未だ彼女無し)
前の晩に、通販好きなオフクロが買った胡散臭い安眠枕を頭に敷いて寝て、何かと疲れる学生生活の疲労を補うべく睡眠をとり、なんも変わりのない朝を迎える筈だった…
のだが…
「こ…こは…何処だ?」
頭がいたくなるのを堪えて俺はベットから出ると頭を軽くふる。
自分の口内に、何故か酒で酔い潰れた親父と同じ口臭が広がる…
俺は昨日酒なんざ飲でねぇぞ!おい。
二日酔い(?)らしき頭の痛さに眉間をしかめながら俺は部屋を見渡す。
段ボールににた厚手の紙の箱が無造作に置かれ、クローゼットも開きっぱなし…
本棚にはまだ本が数冊置かれているだけで、本棚の前には紐で束ねられた膨大な本が山積みに置かれている…
「…なんだよ…この《引っ越ししてきました☆》的な部屋は…」
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